子供の症状・発達

アスペルガーの子供が相手を怒らせる、謝らないには訳があります

投稿日:2017年9月2日 更新日:

 

boy-1846204_640 アスペルガーの子供が相手を怒らせる、謝らないには訳があります

 

先日、娘が学校から帰って来た際、ある友達のお話をしてくれました。何やらその友達のことをえらく怒っている様子。

 

その子は、アスペルガー症候群です。

 

一見、何事もなく、勉強も周囲に遅れを取ることなく、普通に過ごしている様なのですが、本当は「なんだか上手くいかないな」と感じている子が我が子も含め、周囲にいるようです。

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アスペルガーの子は、友達や周囲の人達に迷惑を掛けてしまったり、悪いことをしてしまっても謝りません。娘のその友達も例外ではありません。

 

しかし、それは何も、「絶対に謝らない!」と意固地になっている訳ではないのです。今回は、アスペルガー症候群の子供についてのお話です。

 

謝らない理由

他人の気持ちを汲み取ることが困難

boy-1846204_640 アスペルガーの子供が相手を怒らせる、謝らないには訳があります

 

アスペルガーの子供の知的能力は水準並みか、それ以上ですが、他人とのコミュニケーション能力が著しく欠如し、自分が興味を持つもの以外を理解することが困難です。

 

そのため、他人の情緒を図ることができず、親や教師のたとえ話がわからないため、比喩的表現をされると理解できません。

 

自分が⭕️と思ったところで叱られると、それも理解できず、どんどん辛くなります。

 

アスペルガー症候群の子どもは知能的に問題がないため、昔は「変わった子」、「変な子」と言われ、本人も周囲と上手く関わることが出来ずに、社会生活が難しいことがありました。

 

最近は認知度も上がり、4000人に1人以上の子供達に現れる、珍しくない発達障害の一つと言われています。

 

空気を読むことが困難

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アスペルガー症候群の子は、普通の学校で授業を受けることができます。各教科の授業内容も周囲の友人達と同じ様に理解することができます。

 

しかし、授業中先生やクラスメイトが説明したり、解答を発表している最中に突然、思いついたことを話し出す子もいます。

 

その場の空気を読むことが苦手なため、周囲がどう考えているかが理解できず、環境の変化に合わせるということができません。

 

先生が授業で、全体を注意している時でも、突然自分勝手な行動を取ることもあります。自分のことを指摘されていても、はっきりと名指しされないと気が付きません。

 

興味の偏り、こだわりが強い

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自分が興味を持ったことには過剰なほど夢中になるので、それが芸術や勉強であると、天才的な能力を発揮することもあります。

 

法則性や規則性があるものを好み、こだわります。逆にこの法則が崩れることを嫌い、頑なになります。

 

集団生活が始まる小学生くらいから、他の子とのコミュニケーションが取れない、情緒や言い回しがわからない、と言ったことから普通の授業で著しい困難が見られるようになります。

 

特に読解を必要とする国語の長文などが苦手です。特定の科目がずば抜けて優秀である一方、いくつかの科目は全くできないと、極端です。

 

行事による急な授業時間の変更に合わせられなかったり、クラスメイトと行動を共にすることが苦手なため、課外活動をすることができません。

 

自分が決めたマイルールにこだわり、無理に変更すると混乱してしまうこともあります。精神疾患の診断統計マニュアルでは「自閉症スペクトラム」の中にまとめられています。

自閉症の子供が同じクラス(普通学級)にいた場合の理解

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周囲から見れば「知らん顔」

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アスペルガー症候群の子供は、お母さんの顔色をうかがって行動することができません。

 

例えば、兄弟姉妹間に向けて親が、または学校でクラス全体に対して先生が「誰か、これ片付けておいて。」と言っても、「じゃあ、ぼく(私)がやる!」という選択肢はありません。

 

名指しされ、「〇〇(名前)、この本を青い本棚に片付けてきて。」と言われるときちんと出来ます。

 

しかし、名指しされず「誰か」と言われてしまうと、自分もその中の1人だという認識は全くないので、知らん顔です。

 

本人には全く悪気はありませんが、その態度にお母さんや先生の眉間にしわが寄っていようが、兄弟姉妹やクラスメイトが大変な思いをして片付けていようが、お構いなしです。

 

周囲からは、「なによ、○○!」と思われてしまいますが、本人には全く関係のないことなのです。

 

幼児期から小学校低学年でこう言ったことが見られたら、周囲は抽象的な言葉を使わずに、しっかりと説明しなければいけません。

 

通常、子供は様々な経験をしていく中で「やってはいけないこと」や「言われなくてもわかること」を理解することができるようになります。

 

しかし、アスペルガー症候群の子供はそれを理解できません。その都度説明をしなければいけないのです。

 

親または周囲ができること

理解して受け入れる

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こういった行動が表れてから学校が合わず、やめてしまった偉人が「エジソン」ですね。アインシュタインやビル・ゲイツ、ダビンチも有名です。

 

アスペルガー症候群の子供でも周囲の理解があれば普通の学校で授業を受け、大学へ行き、社会に出ることができます。

 

その子は何が好きで、何が苦手なのか突然、自分の世界に入ってしまった時の周囲の判断、こういったことを長い目で見てくれる人がいれば、得意な分野を活かして高い能力を発揮することができます。

 

「もしかしたら、うちの子はアスペルガー症候群かも」と思ったら、できるだけ早い時期に専門家の診断と相談を受けて下さい。

 

早い方が家庭での対処法も正しく行うことができます。

 

環境を与える

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また、小学生で勉強ができるのであれば、私学の一貫校へ行くことも一つです。私学の一貫校は6年間、その子を見てくれますので、その子に合わせた成長を促してくれます。

 

もちろん、学校に丸投げという訳ではなく、親の協力が必要不可欠です。

 

公立中学は高校受験があり、新しい高校に進学すれば、友人も先生も変わってしまいます。

 

一番難しい思春期に環境が大きく変わることで、アスペルガー症候群の子は通常よりも混乱を起こしやすくなります。

 

我が家は、上の子が自閉症の一種でしたが、中高一貫で6年間、彼を理解してくれる先生方のおかげで、学校をほとんど休むことなく無事に卒業できました。

 

「公立中学校の方が、相談員がいて良い」という人もいますが、高校はまた別になります。

 

その分、面倒見が良い一貫の学校なら、同じ先生方が6年間を通して子供を見ることができる、という利点があります。

 

担当の先生が変わらない、友人があまり変わらない、行事や通学の仕方が6年間環境が変わらないというのはアスペルガー症候群の子にとって最適なことです。

 

もちろん、数年は大変かもしれませんが、高校までの6年間を考えて、こういった選択もあると、知っておいて下さい。

 

*まとめ*

アスペルガー症候群は、先天性のものがほとんどで(事故などによる後天性の場合もあります。)赤ちゃんの頃から症状が現れる子もいれば、3歳以降に表れ始める子もいます。

 

子供の症状によっては、小学校に入学後に学校側から指摘され、初めて判明する場合もあります。

 

アスペルガー症候群は、厳しく叱ったり、しつけることで改善されるものではありません。

 

そのことを一番身近にいる親、そして先生がきちんと理解していないと、子供本人は言葉に出来ない辛さを募らせ、その子なりの方法で感情を表現してしまうことになります。

 

周囲の人が継続的に温かく見守り続けることができれば、アスペルガー症候群の子供達の生き方はとてもスムーズになります。

 

親はもちろんのこと、先生、友人、専門家医など、子供を取り巻く周囲の人達の理解と連携が何より大切だと考えます。

 

ママの幸せと、子供さんの成長を心より願っています…

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I hope that you will have a very sweet time when you and your child can grow together.

 

 

 

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