ママの悩み・対策

小さな命を救う慈恵病院|赤ちゃんポスト設置の理由と課題

投稿日:2017年7月13日 更新日:

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赤ちゃんポストを知っていますか?事情があり、育てることのできない新生児を親が匿名で特別養子縁組をするための施設です。

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日本には熊本県の慈恵病院でこの赤ちゃんポストを設置しています。

 

この病院では「こうのとりのゆりかご」と呼ばれています。赤ちゃんポストについては、道徳的な問題や人道的な問題から賛否両論あります。

 

今回は赤ちゃんポストのあるべき姿について考えてみたいと思います。

 

赤ちゃんポストとは

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予期せぬ妊娠や貧困など、親の事情で育てられない子どもの命を救う事を目的として、2007年に熊本市の慈恵病院に「こうのとりのゆりかご」が設置されました。

 

この病院が特に大切にした事として匿名で子どもを受け入れるという事です。

慈恵病院の詳細はこちらです。

 

10年間で130人の赤ちゃんを受け入れました。逆に言えば130人の命を助けたとも言えます。預けられた赤ちゃんはその後、児童相談所を通じて、乳児院に入所し、それぞれ生活する場所が決まります。

 

匿名で預けられる事について

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慈恵病院が匿名で預けられるようにする事を大切にしたのは、「赤ちゃんポストに預けに来る人には、匿名でなければ預けられない事情がある」という理由からでした。

 

しかし反対の意見としては「捨て子が増える」「簡単に育児放棄する」などの批判の声も多くある事は事実です。

 

しかし、10年で130人の子供が預けられたと考えると、このような反対意見のような事態には繋がっていないのではないでしょうか。

 

幼い子供を虐待死させてしまうような悲しい事件を多くニュースで耳にしますが、この赤ちゃんポストにわざわざ預けにくる親は、必ずしも簡単に子供を赤ちゃんポストに放置していっている訳ではないように感じるのです。

  

赤ちゃんポストの課題

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■実親が引き取りに来たケース

赤ちゃんポストに一旦預けた子供を実親が引き取りに来た際、児童相談所の判断で、子供を親元に返しましたが、育てられなくなり、親子で無理心中してしまったという事件がありました。

 

一度は救えた命を失ってしまった事はとても残念でなりません。実親が引き取りに来た場合は、親元で育てる事が望ましいと児童相談所は考えるようです。

 

判断ミスとまでは言いませんが、もう少し厳しく本当に育てられるのかをチェックできたら良かったのにと思ってしまいます。

 

赤ちゃんポストに一度預けた場合は病院と連携して本当に親に託しても大丈夫かを確認できるような体制を作っていく必要があるでしょう。

 

■亡くなった赤ちゃんを預けたケース

亡くなった赤ちゃんの遺体が、赤ちゃんポストに入っていた事件がありました。そのお母さんは死体遺棄で逮捕されました。

 

家族に妊娠を隠しており、浴槽で出産しましたが、「生きていれば家族に事情を話して育てるつもりだった。」と話していたそうです。

 

分娩時の頭部圧迫が原因で生まれてきた時には死亡していたようです。

 

母親は亡くなった状態で出産してきた赤ちゃんを可哀想に思い、「赤ちゃんポストならきちんと供養してくれる」と判断して、死んでいるとわかっていながら赤ちゃんポストへ預けてしまったそうです。

 

赤ちゃんポストは命を助ける事が目的で作られたものである為、この事件のように死んでしまった赤ちゃんを受け入れる場所ではありません。

 

妊娠を家族に隠していた様ですので、その段階で赤ちゃんポストのある病院に相談ができていたら結果は違ったのではないかと思います。

 

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妊娠相談窓口の利用

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この病院では妊娠相談窓口が開設されています。この窓口に事前に相談する事で赤ちゃんポストへ預けられる赤ちゃんも減らせるかもしれません。

 

赤ちゃんポストよりもはるかにこの電話相談が広がっているようですが、実際私は赤ちゃんポストの存在は知っていましたが、この窓口の事は知りませんでした。

 

赤ちゃんポストと、この相談窓口は常にセットでもっと世間に周知させていく必要があると感じます。赤ちゃんポストに預けなければならないような事態を事前に防ぐ事を切に祈ります。

慈恵病院 相談窓口はこちらです。

 

今後の赤ちゃんポストに求められる事

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日本ではまだ赤ちゃんポストはメジャーではなく、熊本の病院に一つしか存在しません。

 

捨てられた赤ちゃんを守る為に海外で始まった赤ちゃんポストですが、ドイツでは100か所もこのポストがあります。日本の赤ちゃんポストはこのドイツの仕組みをモデルとしているようです。

 

しかし、ドイツと日本では望まない妊娠をした女性を支える仕組みに大きな差があります。

 

ドイツでは身元を明かさず病院で安全に出産できる「内密出産制度」や行き場がない妊婦に対して、出産後まで生活を支援する母子シェルターなどがあります。

 

日本では、匿名で受け入れる事に対して赤ちゃんの出自を知る権利(自分がどのように生まれてきたかを知る権利)が妨げられていると問題になっています。

 

ドイツでは、この問題から匿名は廃止されました。公的な承認を受けた妊娠相談所にだけ実名を明かし、病院では偽名で出産します。これが「内密出産制度」です。

 

そして生みの親が引き取れない場合、育ての親と養子縁組をし、16歳になると、政府に生みの親の身元を照会することができるようになるのです。

 

日本ではまだまだ望まない妊娠をした女性を助けるような制度が整っていない事が問題です。赤ちゃんポストを利用した人の中には自宅や車の中などで出産したケースもあります。

 

このような出産は母子ともに大きな危険を伴うため、事情がある出産で知られたくない場合でも、きちんと医療機関で出産できる体制が必要です。

 

*まとめ*

 赤ちゃんポストに預けなければならなくなってしまった母親は一体どんな気持ちなのだろうかとずっと考えていました。子供は親を選ぶ事はできません。

 

育てる環境にないのに子供を手元に置き、親の意に沿わない時は虐待をしてしまう。そんな事態だけは避けて欲しいと願います。

 

産んだけれど子供を育てていく事ができないと判断できたのならば、無責任に自分の元に子供をただ置いておくよりは良いのではないかとも思ってしまいます。

 

ただ、赤ちゃんポストに預けられた男の子が初めは実の親が迎えにきてくれるのをずっと待っていたという記事を読みました。胸が締め付けられるような気持ちになります。

 

また、里親に引き取られ愛情をたっぷり注がれて大切に育てられても、実の親が引き取りたいと申し出てきた場合、里親と引き離されてしまう事もあるようです。

 

子供にとっては更に心の負担が重くなる事でしょう。赤ちゃんポストが良いか悪いか、やはり賛否が分かれるのは理解ができますね。

 

しかし、少なからず失われていたかもしれない命が繋がった事も事実です。あとはその子供達が世の他の子供達と何変わることなく差別される事なく、幸せに成長していける事です。

 

そして、できる限り赤ちゃんポストに預けられる赤ちゃんが少なくなるよう、望まない妊娠をしている女性を助ける対策をもっとしっかりとっていく必要があると痛感しました。

 

 

ママの幸せと、子供さんの成長を心より願っています…

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I hope that you will have a very sweet time when you and your child can grow together.

 

 

 

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