中学生 学校編

部活の先輩が怖い|理不尽で厳しい上下関係で悩む中学生へ

投稿日:2018年8月20日 更新日:

 

 

girl-3566087_640 部活の先輩が怖い|理不尽で厳しい上下関係で悩む中学生へ

 

最近の部活は、各学校によって様々な捉え方があり、方向性が異なります。

 

勝つことを目的として真剣に活動をする部活、楽しく趣味の延長の気持ちで行う部活、好きな友だちと楽しむための部活…。

 

運動部に限らず文化部でも、大会やコンクールがある部活はどうしても、前者にならざるを得ません。その分、先輩後輩の上下関係も厳しくなります。

 

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私の子供2人の内、上の子はあまりメジャーな運動部ではなかったため、部活を楽しそうにやっていました。

 

逆に、下の子は中学時代、県大会でも入賞するほどの強豪校で、厳しい練習に励んでいました。先輩と後輩の上下関係はとても厳しいものでした。

 

厳しさといじめの境界線とは

 

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その中に、息子が尊敬していた先輩が1人いました。

 

しかし、その先輩が進学した高校は、とんでもない事件を起こしてしまいます。

 

先輩はとても強くて、高校から望まれて進学しました。ところが、そこでは、厳しいというよりも明らかな、いじめが行われていたのです。

 

上級生が1年生を裸にして縛り上げるなどのいじめが続いていたそうです。その先輩は1年生の間にその部を辞めてしまいました。

 

その後、新聞でも取り上げられ、皆が知ることとなり、強豪校の一つであったのに、その部は廃部に追い込まれてしまったのです。

 

なぜ、その様ないじめがずっと行われていたのに、その先輩が進学する時にも解らなかったのでしょうか。

 

元部員の家族の話では、現役の部員たちはもちろんのこと、部をやめても「上級生が怖い」と言う気持ちが根強く、中々それを告発できる子がいなかったのだろうということです。

 

上下関係が厳しすぎる中には、この様な厳しいを通り越したものが、時々あります。

 

クラス(同学年)で起こるいじめとは異なり、部活内でのいじめは、先輩の厳しさといじめの境界線があやふやなもので、外からは判別し難いのが現実です。

 

尊敬すること・従うことの違い

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また、一貫校で、高校生と中学生がともに行う部活では、先輩後輩間には5~6歳の年の差があります。その考え方の違いで、色々と問題があるようです。

 

中学生にしてみれば、自分たちはまだまだ子どもなのだと、甘える反面、生意気なことも言う、高校生は先輩なのだから後輩の面倒を見る反面、先輩として敬意を持ってほしい、と思ってしまう。

 

良い時は仲が良いのですが、一つ歯車が狂うと、険悪な状態になってしまいます。 

 

本来なら部活動はクラス(同級生同士)ではわからない、社会の上下関係を学ぶ良い機会なので、ぜひ参加して欲しいものです。

 

しかし、先生や親との関係が友人関係に近い今の子ども達にとって、目上の人に敬意を払うことは困難なことなのかもしれません。先生や親にも敬意を払えないくらいですから、一つ二つ上の先輩に敬意を持てないことも理解出来ます。

 

そして、先輩の方も一つ二つ年下くらいでは、自分が後輩の面倒を見るという、責任感を持たないまま成長してしまっている子が多い事も現状です。

 

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小説「北宇治高校」より

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先輩と後輩のやり取りがとてもリアルに描かれているのが、角川書店から出版されている小説「北宇治高校」シリーズです。

 

吹奏楽部を舞台にしたもので、やる気のない二年生の先輩、諦めて受験に取り組もうとする三年生、その中でも全国を目指したい先輩と主人公たち一年生の人間関係が描かれています。

 

一年前に部活が崩壊するほどの先輩との攻防があり、そのために主人公が入学した頃、部内はギクシャクしていますが、それを変えたのが新しく顧問になった先生です。

 

しかし、実際に決断するのは生徒たちです。先生は

「目標は皆さんが決めるもの。あなたたちが全国を目指すというなら、それに応じた指導をします。このまま、楽しくやって行こうという考えなら、それに合わせます。皆さんが決めてください。」

と全員に話します。

 

部員は意見が割れますが、全国を目指すことになり、それに合わない先輩たちは、退部していきます。

 

その後も、先輩よりも中学時代からユーフォ(ユーフォニアム:金管楽器の一種)を続けている主人公の方がキャリアと実力が上のために、レギュラーには先輩が選ばれず、主人公が選ばれます。

 

他にも、トランペット奏者を目指す主人公の親友と、三年生の先輩の間でソロパートを巡って、一年生が選ばれてしまう、という先輩後輩を巡る、葛藤がここかしこに描かれています。

 

ユーフォのソロパートを吹く三年の先輩は厳しく、一見冷たい人間ですが、しっかりとした自分なりの考えを持つ大人の姿をみて、主人公にとってかけがえのない、あこがれの先輩になります。

 

この小説の内容の様に、実力を正しく評価し、それにあったレギュラーを選ぶことができる指導者がいて、先輩も納得できるなら良いのです。

 

しかし現状は、先輩だからレギュラー後輩はうまくても強くてもレギュラーにはなれない当たり前のように威張り散らす先輩、常に裏方の後輩、この様な関係が代々当たり前の様に続いている部活が多いです。

 

誰が断ち切る?

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いつの時代も「先輩・後輩」という関係は続いています。振り返れば、部活という小さな世界、限られた期間の中で、後輩として先輩の存在に怯え、苦しむ時間は、実社会に出るための通過点にすぎないのかもしれません。

 

しかし、そんな苦しい後輩時代を過ごした人達も、やがては先輩の時代を迎えます。その時に「私は、後輩時代にこんな苦しい思いをしたのだから・・・

 

「後輩にも同じ思いを味わってもらう」

そう思うのか、

「後輩に私と同じ思いは絶対にさせない!」

そう思えるのかは、あなた次第なのです。

 

苦しい思いをした分、これまでの先輩・後輩の関係を断ち切り、これからの先輩・後輩の関係を築いていけるのは、あなただけなのです。

 

そうして自分の後輩と良い関係を築けた時、これまでの苦しい時間が無駄ではなかったと思える時が必ずやってくるでしょう。

 

部活動を通して、素晴らしい学校生活を送れる様、心から応援しています。

 

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I hope that you will have a very sweet time when you and your child can grow together.

 

 

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