中学生 学校編

中学生の不登校|原因は「行きたくない」ではなく「行けない」

投稿日:2017年12月10日 更新日:

boy-694763_640 中学生の不登校|原因は「行きたくない」ではなく「行けない」

 

突然、学校に行かなくなる子、徐々に行かなくなる子…不登校のきっかけも理由も様々です。誰でもたまには、さぼりたいという気持ちになりますけどね。

 

日曜日や祝日など、休みが正当なものであれば子供達にとっては嬉しいお休みです。

 

しかし、逆に行くべき日に学校へ行かないことは普通に健康な子供にとって「ストレス」や「不安」になります。

 

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病気で休むということは、嬉しいことより、学校を休んでしまったことの不安感の方が大きくなるのです。

 

そう考えると、本来、子供にとって学校は楽しいもの。なのに、子供が学校に行かない…。

 

これは「行かない」、というより「行けない」と理解してあげるべきなのです。

 

学校を休むことは悪いこと?

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戦中・戦後の親たちは、子供が学校へ行くよりも、家の手伝いをすることの方が大切と考えていたため、「学校へ行きたくないの?それなら家の事をやりなさい」と気にすることはありませんでした。

 

しかし、現代の学校教育では、学校へ行かないこと=さぼり、悪いこと、と否定をするようになり、親も教師も無理やりにでも学校へ行かせるということを続けていました。

 

また、いじめの複雑化も不登校へと繋がる要因の1つとして挙げられます。

 

当時の不登校は「勉強がわからないから、行きたくない」「友達から仲間外れにされるから行きたくない」「友達に意地悪をされるから行きたくない」といったものでした。

 

「いじめ」といってもシンプルで分かりやすく、担任の先生からの「意地悪を止めなさい。」の一言で、いじめは収まりました。

 

今のいじめの様に陰湿で複雑ではありませんでした。

 

しかし、今はいじめ問題も、複雑で陰湿で、場合によっては担任の先生がまったく気がつかないほど巧妙なものもあります。

 

親の対応次第で状態が増長する

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親としては、子供が元気に学校へ行くことが、一番安心です。

 

しかし、突然子供が学校へ行かなくなった、または、徐々に行かない日が増えてきたとなると、目の前の我が子の現実を受け入れることに抵抗を感じてしまいます。

 

初めは自分の不安を払拭するために、学校へ行くことを勧めます。

 

ところが、その誘導が逆に子供を意固地にしてしまい、どんどん行かなくなっていき、とうとう部屋から出ない、という状態に追い込まれます。

 

親は益々、我が子に対して否定的になり、「恥ずかしい子」「迷惑な子」と、親の心の中もドロドロしたものになっていきます。

 

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学校の先生は専門家ではない

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この時、子供の精神的な状態が「うつ」や「そううつ」になっているのではと感じた場合は、医師などの相談をお勧めます。

 

子供自身が部屋から出られない時は、お母さんだけでも、専門の人と話をし、子供への接し方を知ることが大切です。

 

また、お母さん自身も専門の人と話をすることで、冷静に考えることができるようになります。もし、子供が医師と会うことができるなら、それは一番良い方法です。

 

さらに、「強迫性障害」「発達障害」が原因の場合は、学校の先生では理解できない分野になります。「強迫性障害」においては、日本での認識がまだ浅く、先生方の中でも認知していない場合がほとんどです。

 

中には、子供の症状や心理を理解していないために、例えば、子供が心から気持ちが悪くて掃除用具に触れられなくても、「掃除をさぼる、周囲と上手くできない」と子供を否定的に見てしまう場合があることも否めません。

 

神経質、几帳面、潔癖症と言えば聞こえは良いですが、これはれっきとした障害になります。

 

また、強迫性障害は放置しておくと徐々に重症化し、家から一歩も出られなくなります。

 

担任や学校と相談をするのは、もちろんですが、先生は子供の精神面を支えるプロではありません。相談は学習内容や、子供の進路です。

 

学校の先生の仕事は「学問」を教えることが主ですが、最近はその境界がなくなり、なんでも先生に相談し、先生が解決できないと、責める親が増えています。

 

医師と教師を繋ぐ役割を親が担う

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不登校になったほとんどの子の場合、精神疾患を持っています。

 

「精神的疾患」というと、未だに恥ずかしいと思う人がいるようですが、今のようなストレス社会で、ストレスがない状態で生きていくことの方が難しいくらいです。

 

まして、子供のように未成熟な場合は、自分でそれをコントロールするには、経験則も足りません。いじめが続けば精神面がクリアな状態でいられる人間はいません。

 

中には、いじめをしていた子の方がストレスをためて、不登校になり学校をやめたという例もあります。

 

子供の発達障害や精神的な病気を専門に見る医師は、簡単に薬などに頼らず、面談などから子供の心を良い方へ導いてくれます。

 

場合によってはフリースクールや通信教育の利用で、いつかは子供が社会復帰できる方針を、立ててくれる場合もあります。

 

日本の教育の問題点は、この様な専門的な医師と学校の先生が一緒に話をし、子供の不登校などの問題解決にあたる場がないことです。

 

そのため、親がそれぞれを繋ぐ役割を担わなければいけません。親は目の前の我が子の現実を早急に受け入れ、行動に移すことが最重要と言えます。

 

*まとめ*

子供が不登校になってしまったことで、親は自分を責めたり、負い目を持ってしまうのは当たり前のことです。しかし、それが終わりと決めつけないで下さい。

 

今いる場所は決してゴールではありません。子供の人生の中のほんの通過点に過ぎません。

 

既に、社会人になった子で、中学一年から三年の途中まで学校に行けなかった子がいます。

 

その子はちょっとしたきっかけで、中学三年生から学校へ登校し、その後は一度も休むことなく同じ付属の高校を卒業、大学へも進学しています。同じような子はたくさんいます。

 

不登校になることも、また、学校へ行けるようになることも、ちょっとしたきっかけなのです。

 

「今日は、洗濯物をたたんでくれたのね。ありがとう。」「一緒に買い物行けたね。良かったね。」「今日は数学の勉強をしていたのね。頑張ったね。」と一日、一日を褒めてあげてください。

 

ある日突然、「今日は学校へ行こうかな」と学校の支度ができるようになります。

 

その日は途中で戻ることになってしまうかもしれません。それでも今日は玄関まで、今日は駅まで、今日は正門まで…そして、ある日突然、教室に入ることが出来た時、友達は普通に「おはよう」と声を掛けてくれますよ。

 

ママの幸せと、子供さんの成長を心より願っています…

 

boy-694763_640 中学生の不登校|原因は「行きたくない」ではなく「行けない」

I hope that you will have a very sweet time when you and your child can grow together.

 

 

 

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